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ご挨拶
第6回日本CNS看護学会 大会長 長田 暁子
第6回日本CNS看護学会
大会長 長田 暁子
大阪府立大学 地域保健学域 看護学類・看護学研究科
小児看護学分野准教授/小児看護専門看護師

このたび、第6回日本CNS看護学会を、2019年6月1日(土)にウインクあいち(愛知県産業労働センター)において開催させていただくこととなりました。本学会の参加者も1,000名を超えるようになり、今回は東京を出て初めての開催となりますが、より多くの方々にご参加いただき、充実した内容となるような企画・運営に取り組んで参ります。

専門看護師(Certified Nurse Specialist、CNS)は、1996年の誕生から22年が経過しました。2018年3月現在、全13分野(がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援、在宅看護、遺伝看護、災害看護)、2,104名の専門看護師が、全国の医療施設や訪問看護ステーション、介護保険施設、福祉施設、教育機関等の様々な場所で、変化する保健医療ニーズに対応し、高度実践看護師として活動しております。私ども日本専門看護師協議会は、専門分野を超えて自らの高度実践の質保証や活動の場の拡大に取り組み、看護の質の向上を図ること、また国民の健康の維持・増進のための政策提言を行い、その実現に向けて活動することを目的とした組織です。毎年開催しております日本CNS看護学会は、高度実践看護の成果を社会に伝え、より効果的で質の高い看護の普及や開発、新たな看護提供システムの構築に向けた議論を行う有意義な場となっております。

今回、第6回CNS看護学会のテーマを「育もう、拡げよう、高度実践看護の力~あらゆる世代のすべての人の健康と生活を守るために~」といたしました。医療の高度化や疾病構造の変化、少子高齢化の加速という社会情勢に伴い、医療の提供体制は病院中心から地域を包括したものへとシフトチェンジしています。赤ちゃんからお年寄りまで、すべての人々の健康と生活を支えるためには、高度な専門性を備えた看護職を育て、広く地域で活用し、地域包括ケアにおけるチーム医療を推進してゆく必要があると考えております。本学会では、専門看護師だけでなく、臨床で働く看護職、管理者、教育・研究者、そして協働する多職種や市民の方々にもご参加いただき、活発な意見交換や知識の習得をして頂くことを目指して、基調講演やシンポジウム、ランチョンセミナー、スキルアップセミナー、口演やポスター発表などを企画しております。

本大会が皆様にとって有意義な会になるよう、企画、実行委員一同、鋭意開催準備に取り組む所存です。
多数の方に名古屋でお目にかかれますよう、皆様のお越しをお待ちしております。